タローの日記

そこはかとなく書きつくる

合意の難しさ

今日は仕事で重要なミーティングだった。
ここ一週間はそのミーティングで使う資料にかかりっきりだった。おかげさまで、上司も認めるクオリティの高い資料が仕上がった(実のところ資料のほとんどを上司が書いた。私は最初の落書き資料をつくっただけだ)。私は上司がGoogleスライドで資料を作り上げている間に、横で発表練習をして、万全の準備を整えた(たぶん上司が発表したほうがスムーズに事が運んだと思われる)。

会議が始まって10分、背景や現状の整理をスムーズに終え、いい感じだこれはと思っていた矢先、事件は起きた。部長から、本題の内容にツッコミが入ったのだ。ツッコミの内容をよくよく聞くと、前回のレビュー内容を忘れているか、そもそも前提の認識がずれていることに起因していた。まぁズレが認識できただけでも有意義な議論だったのだが、あれほど入念に準備していっても、議論が発散してしまうのかと、痛感させられた。毎回細部の説明をしていては、とても時間が足りないので、要点を絞って話すしかない。かといって要点を絞ると、微妙に認識がずれて、あらぬツッコミが入ってしまう。ほんとうに、関係者間で合意するというのは、難しいものだと思った。なにかの標準規格を定めているような人も、似たような苦闘をしているのだろうか。