タローの日記

そこはかとなく書きつくる

うどんだけでいい、うどん県

(※本記事の内容は、タイトルも含めて、僕の個人的な見解です。70%くらいおふざけです笑)

数年前の話だが、高松空港に着くと、「うどんだけじゃない、香川県」みたいなキャッチフレーズのチラシが貼られていた。これは嘘である。正しくは、「うどんだけでいい、うどん県」である。

香川県には、骨付き鶏とか、瀬戸内海の幸とか、瀬戸内美術祭とか、うどんの他にも見所があるとPRされているけど、うどんに比べればどれも霞んでしまう。

香川県の名産で、うどん以外に一番話に上がるものといえば、骨付き鶏だろう。実のところ僕は食べたことがないけど、味にうるさい両親がおいしくないといっていたので、僕も同じ意見を持つことにしている(いや、ほんとは1回くらい食べに行こうと思ってるんだけどなかなかタイミングが...)。

瀬戸内海の幸も、別に香川県である必要はない。徳島県でも、岡山県でも、瀬戸内海に面している県は、どこも瀬戸内海の海産物を味わえる。というか、瀬戸内海の海産物が一番おいしいと決まっているわけではない。太平洋でも、日本海でも、海の幸は美味しいのだ。個人的には、北海道の海の幸が一番おいしいのではないかと思います。

お次は美術。現代の美術といえば、結局インスタ映えするか否かで決まるだろう(※個人の見解です)。インスタ映えスポットなど、星の数ほどある。わざわざ香川県である必要はない。それどころか、瀬戸内海の名も知らぬ島のオブジェを撮ってインスタに上げても、なにこれとなるだけで、それほど「いいね」は稼げないのではないか。それだったら、神戸の「BE KOBE」の写真でも撮ったほうが、よほど「いいね」を稼げそうな気がする(知らんけど)。

そういうわけで、香川県では、うどんが唯一にして絶対の名産なのだ。でもこれは、誇るべきことだと僕は思う。県の名産が何かと聞かれて、「あー確かに!」となる物が答えられる県は少数派なのではないだろうか(たぶん)。少なくとも、僕が住んでいる徳島県は、これといった物はない(いや、一応阿波踊りとかすだちとかあるけど)。香川のうどんは、本当に食べにくる価値がある、唯一無二の美味しさがあると思う。東京でも何度か、香川から出店している店に行ったりしたけど、明らかに香川の本店のほうが美味しい。なぜ違っているのかわからないが、とにかく、全く味が違うのだ。香川県に訪れた際は、骨付き鶏も、海の幸も食べなくていいけど、うどんだけはぜひ食べてほしい。

ゴッドハンドのうどん。うまーでした