タローの日記

そこはかとなく書きつくる

仕様を決めるのって難しい

 最近は仕様を決めるお仕事をしている。自分の仕様もわからないのに、ソフトウェアの仕様を決めるなんて不可能だ。誰か早く仕様を決めてくれ。と思いながら、毎日ああでもないこうでもないと考える日々だ。考えているとき、常に、「この仕様で、本当に大丈夫なの?やりたいこと実現できるの?」という誰かの声が聞こえてくる。はっきり言って、わからん。これでいいのかどうか、ずっと、いつまでたっても自信がない。だいたい、ソフトウェアの仕様なんて言うものは、作りながら決まるものではないのか。作る前から仕様をきっちりと考えつくすなんて、不可能だ。一度自分でちょっとしたツールを作ってみればわかる。最初考えていた仕様から、いろいろなところを妥協したり、見えていなかった問題が見えてきて仕様を変えたりと、そういうことをやった先に、出来上がったものが、仕様になるのだ。
 などといろいろと仕様が考えられない言い訳を並べたが、仕事ではきっちり決めてから動き出さないと、複数人がかかわるために大混乱に陥ることはわかりきっている。とりあえず今わかっている範囲だけでも、何とか決めていくしかない。そう一念発起して要件定義の本を購入して、今日から心機一転。七転八倒しつつも、明日からも仕様を決めるためのドキュメントを創造していく所存である。