タローの日記

そこはかとなく書きつくる

ボックス!

 百田尚樹さんの、「ボックス!」を読み始めた。ボクシングの小説は初めて読むので、どんなものだろうと思ったけど、いまのところ非常に面白い。漫画では、「はじめの一歩」は読んだことがあって、これも非常に面白かったのだけど、「ボックス!」はまた違った面白さがある。たぶん、舞台が高校ボクシングであるところが、琴線に触れているのだと思う。僕は結構青春物に弱いところがあって、スラムダンクや響けユーフォニアムも大好きな作品だ。やっぱり、青春物は、目の前のことに熱中している感じがとてもいい。登場人物は、今やっていることの意味とか、将来どうなりたいとか、そういうことをほとんど考えずに、目の前のことに打ち込んでいる。そのひたむきさというか、前向きさみたいなものが、見ていて引き込まれる要因だと思われる。
 大人になると、人間関係とか世間体とか、いろいろなしがらみにとらわれて、前向きさが失われていってしまう。でも、こういうのを読むと、あの時の熱い気持ちが蘇ってくるような気がする(僕は高校時代から、部活の朝練を毎日サボるような怠惰な生徒だったけど)。まぁなかなか性格を変えることは難しいけど、とりあえず毎日早寝早起きしようと決意した。そろそろ寝よう。

2回目の眉山