タローの日記

そこはかとなく書きつくる

数学が苦手だ

僕は昔から数学が苦手だ。小学校の算数から始まり、中学、高校、大学と、すべて逃げてきた。宿題はほとんどやらず、友達の解いたものを写しまくっていたし、中学の数学では60点以上を記録したことはない(ただし驚くなかれ。合計点は常に60点を超えていた)。5教科の点数を5角形で表すグラフは、いつも数学と理科の部分がめちゃくちゃに凹んでいた。それを見て僕も凹んでいた。でも凹むだけで、点数は凸にならなかった。

数学の苦手さは、僕の人生の随所で障害となって立ちはだかってきたけど、ここまでのところ、うまいことその苦手さを露呈しないように立ち回ってきている。高校受験の時は、数学のテストは手ごたえとしては壊滅的だったけど、国語・英語・社会でカバーした。大学受験は、面接とプレゼンだけで入れるところを探し出してきて、数学ができないことを隠し通してパスした。就職も、コーディングテストは壊滅的だったけど、面接で「数学もコーディングもできません。エクセルを開いたり閉じたりするのなら任せてください」などといっていたら、なぜか今の会社に内定した。これは、今考えてみればとんでもない幸運で、自分でもなぜここまでこられたのか分からないほどだ。たぶん実社会において、高度な数学力が求められる場面はそれほど多くないのだろう。あるとすれば、お釣りを計算するときと、給料日までの日数を計算するときくらいのものだ(僕はどちらもできないので、支払は極力カードで済ませ、給料日は数えないことにした)。

ただ、以前からこそこそやっているAtCoderで、これまで逃げてきた数学が目の前に厳然と立ちはだかってきた。AtCoderはコンピュータプログラムの問題を解くためのサービスで、毎週コンテストが開催され、発想力・実装力・タイピング力・ゴリ押し力などが試されている(僕が得意なのは、ゴリ押しで解く手法だ)。ここで問題を解くために一番重要なのは、発想力なのだけど、これは、はっきり言って数学力と言ってしまってよい。というのも、AtCoderの問題は数学的な問題が大部分を占めているからだ(たぶん)。ゴリ押しでやっても解けないことに絶望した僕は、このたびついに「競技プログラミングの鉄則」という本を購入。本腰を入れて問題に取り組む決意を固めた。決意も新たに、今日は問題を考えながら、チャンスの時間を眺めるなどした。やっぱり千鳥は面白いなぁ。

AtCoderのレーティング。なんとか緑にいきたいなぁ。