タローの日記

そこはかとなく書きつくる

スカイダイビングした話

スカイダイビングしたから、覚えてるうちに記事書くよ〜。
(* 写真は取らなかったので、画像は引用)
http://masamura-hikari.com/wp-content/uploads/2018/09/skydiving2.jpg


## 基本情報
・使用クラブ
tokyoskydivingclub.jp

・場所 : 埼玉の桶川
・価格 : 3万2000円 + 2000円(交通費)

## 前日
スカイダイビング前日、仕事が山場を迎えていた私は、23時半まで仕事し、0時過ぎに帰宅した。
明日高度3800mから飛び降りるのかーなどと想像しながら、一度スキューバダイビングしたときに耳抜きがうまくできなかったことを思い出して、「スカイダイビング 耳 痛い」などと調べていた。そんな感じでいろいろ調べたり、アニメを見たりしていて、結局寝たのは3時くらいだった気がする。これを読んでいる人は、ごちゃごちゃ考えずに早く寝よう!笑

## 当日朝
当日、9時過ぎに起床。土曜日は爆睡することを信条にしている私としては厳しい時間だ。眠い目をこすりながらもなんとか起床し、家に余っていたチーズケーキを食べてから、いざ出陣。まずは近所のコンビニで、お茶と3万2000円をゲット。スカイダイビング場周辺にはコンビニはみあたらない&精算はたぶん現金のみなので、お金の準備は早めにしておこう。少なくとも桶川駅についた時点でお金の準備ができていない場合は、引き出しておいたほうが良い。
その後電車に乗り、上野で高崎線に乗り換え桶川へ。ここで今回一緒にダイブする大学の同期と合流。電車内では、最近の近況を話したり、スカイダイビングへの緊張と不安を話すなどした。その後桶川駅からタクシーでスカイダイビング場まで移動。その間以下のwikiを読むなどして、気持ちを盛り上げていた。ダイブ前に読むと不安と緊張が増幅されておすすめです笑。
ja.wikipedia.org

## ダイビング場にて
ダイビング場につくと、明らかにダイブ慣れしてそうな人たちが大半で、私達のような素人ダイバーは余り見当たらなかった。
それもそのはずで、ダイブするときは素人+インストラクターでのふたり組でダイブする。また、ダイブの時間はある程度ずらされているし、ダイブ後の素人はすぐ帰る。ということは、その場にいる半分以上は、ダイブ慣れした人たちなのは自然だ。
まずは受付に行って、書類にサイン。要約すると、「怪我したり死んでも文句言いませんよ」というやつだ。あとは金を払い、ダイブを待つだけだ。待ち時間が30分くらいあったので、待っている間にトイレに。ダイビング場からトイレのある消防用の施設(?)まで、歩くと15分程度のところにあるので、おいてあるチャリを使わせてもらう。大学時代はあんなにチャリで移動しまくっていたのに、社会人になってからはチャリに乗る機会が激減したなぁなどと考えながら、のどかな原っぱを駆け抜ける。トイレを終えて外に出ると、先に飛んでいたダイバーたちが、パラシュート降下してきていた。数人のダイバーは、「え、これ怪我するのでは?」という速度で降下していて、さらにびびってしまった。
トイレから戻り、さらに20分程度待った。これがめちゃくちゃ暑い。川の近くだからか、湿度も高く、汗がとめどなく流れてくる。読者の皆さんも、夏にスカイダイビングにいくときは、涼しいカッコでいくことを強くおすすめする。汗の匂いを気にするひとは、着替えもあったほうがいいかもしれない。

## セスナ機乗り込みから~ダイブ前
そしてついに、私達の番に。私の担当インストラクターは、ベテランっぽい人で、非常にわかりやすくテキパキと指示をだしてくれた。要約すると、
1. 飛び出したらエビ反り
2. 着地の時は、足を持ち上げる
といった指示だった。1はできたか微妙だったが、2はできた。まぁ心配しなくても、空中で姿勢を変えてくれるので、なんとかなる。
その後、体にいろいろと器具をつけられ、いざセスナ機へ。セスナ機には車で移動。車の窓を開けっ放しで移動していて、戦地に赴く兵士みたいだなぁなどとおもいながら移動。そしてついにセスナ機へ乗り込み。セスナ機の中では、体育座りで20人がすし詰め状態で詰められる。昔の空挺部隊ったこんな感じだったのかなぁなどと思っていると、ついにプロペラが回りだし、セスナ機が発進。みるみるうちに加速し、離陸した。窓の外を見ていると地面がどんどん離れていく。あぁ、これでもう後戻りできないと思うと、不思議と不安な気持ちはなくなった。地表が眼下に広がっている景色をみていると、逆にわくわくしてきた。3万2000円も払っているんだから、この体験を味わい尽くさないと! この時、この体験をブログに絶対残そうと、周りの景色や状況をつぶさに観察してみた。
外では雲が下に見えるようになってきた。そろそろ飛び降りるのかなと思ったが、インストラクターによるとまだ半分の6000ftくらいらしい。明らかに温度も下がってきた。ただ、すし詰め状態でいるからか、震えるほどの寒さではなかった。インストラクターさんが教えてくれたが、地平の彼方に富士山が見えた。ただ、季節なのか遠くにあるからなのか、雪化粧をしているようにはみえず、余り富士山っぽくはなかった笑。外の窓には雲海が広がっていて、いまからこの大空に飛び出すのかという非現実感で胸が一杯になる。機内では、左隣に一緒に来た大学の同期、自分の後ろに担当インストラクター、自分の前には外国人のだいぶ場慣れしているっぽい人がいた。同期とハイタッチ、外人とハイタッチなどして、さらに気持ちを盛り上げる。もう降下は5分前に迫っていた。5分前になると、降下準備に入る。といってもインストラクターの方が全部やってくれるので、私はただ言われた姿勢をとっているだけだ。なにやら背中の器具を止めたり、ベルトを閉めたりしているうちに、ついに降下口が開く。そして数分後、前の外国人が飛び出す。飛び出した瞬間に、遥か後方に風で流されていったのがわかる。やばい。だがなぜかこの時、ジェットコースターが発信する前のような、得も言われぬワクワク感に包まれていた。前でいたもう一グループが飛び出す。3人くらいで同時に飛び出していった。あれはどういうフォーメンションなのだろうか。などと思っていると、ついに自分の番に。インストラクターに背中を押され、降下口から足を出す。強烈な風に足を煽られて、左に流される。そうこうしている間に掛け声が。「3,2,1,GO」。自分からだったか押されたか覚えていないが、気がついたら大空に飛び出していた。

## ダイブ!
飛び出した瞬間に圧倒的な風に流される。自分が上を向いているのか下を向いているのか全くわからない。呼吸する余裕すらなく、胸の部分についていた紐を、必死で手で掴んでいた。
気づいたら自由落下が始まっていた。私は言われたとおり、背中を思い切り反らせて、地平線を見ていた。だが、足の反らしがうまくできていなかったらしい。インストラクターに、足を叩かれる。足を伸ばしたまま反らせるのは、私の硬さでは難しいかったので、膝を曲げて反らせた。インストラクターから「OK」のサイン。すごい風で体を叩かれながら、圧倒的速度で下降していく。眼下の雲がどんどん迫ってくる。そしてなんとそのまま雲に突入した。なんとなく雲の中に入るのは危険なイメージだったが、私が入ったのは薄い雲だったからか、特に危険はなかった。雲の中は何も見えず、体に水分が付着したのがわかった。
そしてそのまま降下していると、うえでパラシュートが開く音が。一気に速度が落ちる。雲を抜けたことで、眼下には街が広がっていた。川の流れ。車が動く様。線路がずっと先の東京まで続いていて、その先にはスカイツリーがあった。そうして景色を楽しんでいると、インストラクターさんから声がかかり、パラシュートの操作をやらせてもらった。パラシュートの紐を自分でつかみ、まず左手の紐をひっぱる。すると、パラシュートがいっきに左方向に旋回。次に右手を引っ張る、すると右側に旋回。引っ張りながら、これこの紐手放したらどうなるんだろうとか思ったが、もちろん怖くて出来なかった。その後はパラシュート操作もインストラクターさんに任せて、私は景色を楽しんでいた。
気づいたら地表がかなり近づいていた。着地の時、足を持ち上げる練習を空中でしたが、これは結構うまくできていたのか、一発OKがでた。下ではすでに3,4機のパラシュートが着地点の方に近づいていた。この辺で着地のための調整なのか、結構激しくパラシュートが旋回した。これですごい気持ち悪くなった。正直、自由落下しているときよりも、パラシュートで旋回している時のほうが、よっぽど気持ち悪くなる。右へ左へと方向を変えまくっているうちに、地面が近づいてきた。足を思い切り持ち上げる。その後は、インストラクターさんが上手いこと着地し、私はおしりから着地した。そうして、はじめてのスカイダイビングは無事終了した。

## ダイブ後
ダイブ後は、体についていた器具を外して、車まで移動。車でダイビング場の受付まで運ばれて、解散となった。終了後数時間は、ひどい船酔いみたいな状態になっていた。タクシーで桶川駅に向かつている途中も完全にグロッキー状態だった。駅についたあと、サイゼで小一時間休憩して、ようやく回復した。これを一日5,6回やるというインストラクターさんは、真剣にすごいと思う。

## まとめ
スカイダイビングは、最高の非日常を体験できる、めっちゃ楽しいアクティビティだった。日常に退屈してきている人は、一度体験にいかれてみては?